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屋根の太陽光パネルと空

太陽光パネルの鳥害対策|鳩の営巣・フン害の正しい防ぎ方【2026年版】

エネチョイス編集部

この記事の結論

太陽光パネルの鳥害対策で優先すべきは、パネル表面のフンより「パネルと屋根の隙間への営巣」を物理的に防ぐことです。シャープは公式FAQで、木の葉や鳥のふんが部分的に付着しても発電量が大きく損なわれることはないとしつつ、汚損が著しい場合はホットスポット現象につながるため販売店に相談するよう案内しています。市販の太陽光パネル用防鳥ネットは網目18〜20mm角でパネル周囲の隙間を塞ぐ製品が中心で、本体価格を公表していないメーカーもあり、総額は屋根形状や足場の要否で変わるため見積もりでの確認が前提です。卵やヒナのいる巣は鳥獣保護管理法により無許可で撤去できません。

太陽光パネルを設置して数年経つと、「パネルの下でハトが鳴いている」「屋根とパネルの隙間から枝がはみ出している」といった相談が出てきます。

結論から言うと、**住宅用太陽光で本当に厄介なのはパネル表面に落ちるフンではなく、パネルと屋根の隙間にできる「巣」**です。パネルメーカーのシャープは公式FAQで「木の葉や鳥の糞などが、部分的に付着しても発電量が大きく損なわれることはありません」と説明しています(出典: シャープ よくあるご質問)。一方で営巣は、巣材の堆積、大量のフン、配線への接触といった物理的なトラブルにつながり、しかも放置するほど原状回復の手間が増えていきます。

【2026年8月25日時点】 本記事の制度・法令情報は2026年8月25日時点のものです。国の家庭用蓄電池向け補助金(令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業、上限60万円/申請)は交付申請額が予算に達したため2026年5月29日に公募終了しており、同時点で新規申請はできません(出典: SII 令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業)。

この記事でわかること

  • 鳥害の本丸が「フン」ではなく「パネル下の営巣」である理由
  • 鳥のフンが発電量に与える影響についてのメーカー公式の見解
  • ハトとカラスの習性の違いと、そこから決まる対策の優先順位
  • 市販されている太陽光パネル用防鳥ネットの実際の仕様と価格の公表状況
  • 巣を見つけたときに守るべき鳥獣保護管理法のルール

住宅の太陽光パネル

鳥害の本丸は「パネル下の営巣」

パネルと屋根の隙間は、ハトが好む条件をそろえてしまう

大阪府はドバトの生態について、「群れで行動し、雨の降り込まない棚状の所にねぐらや巣を作」ると説明しています(出典: 大阪府「ドバトでお困りの方へ」)。傾斜屋根に架台で浮かせて設置された太陽光パネルの下は、まさに「雨の降り込まない棚状の所」そのものです。

隙間の高さは、太陽光パネル用の鳥害対策製品の寸法から逆算できます。スワロー工業のグリッドガード(販売店のカナマル産業が寸法を公開している型)には高さ140mm×長さ1,000mmの「H140」と、高さ220mm×長さ1,000mmの「H220」の2サイズがあります(出典: カナマル産業 グリッドガード通販ページ)。屋根技術研究所のソーラーパネル鳥害対策ネットもネット幅0.2mです(出典: 株式会社屋根技術研究所「ソーラーパネル 鳥害対策ネット」)。つまり実務上は、10cm台から20cm台の隙間を想定した製品が流通しているということです。

ハトの繁殖ペースが「早めの対策」を必要にする

立川市はハトの繁殖について、「年間5〜6回の繁殖が可能ですが、栄養状態が良いと、7〜8回も繁殖を繰り返す」と説明しています。卵は普通2個単位で産み、ふ化後のヒナは3週間程度で飛び立ち、約6か月で繁殖が可能になるとされています(出典: 立川市「ハトの生態と対策」)。横浜市も、ドバトは1年中繁殖し年数回産卵すると案内しています(出典: 横浜市「カラス・ハトによる被害について」)。

繁殖に季節の切れ目がなく回数も多いため、「そのうち巣立つだろう」と待っているうちに次の抱卵が始まる、という構造です。

フンが溜まると衛生面の問題が出てくる

横浜市は、ハトによる被害として「フンや羽毛による建物や周辺環境の汚れ、悪臭、アレルギー・ぜん息・皮膚炎などの健康被害」を挙げています。

国立健康危機管理研究機構は播種性クリプトコックス症について、原因真菌はクリプトコックス属の Cryptococcus neoformansC. gattii で、感染は「土壌中やハトなどの鳥糞中の真菌を吸入する経気道感染である」と説明しています。C. neoformans による症例は「60歳以上が80%以上、免疫不全症例が75%以上」とされています(出典: 国立健康危機管理研究機構「播種性クリプトコックス症」)。

過度に怖がる必要はありませんが、屋根に堆積したフンを住人が自分で掃除しに行く、という発想は避けたほうがよい、というのが公的情報から導かれる結論です。

鳥のフンで発電量はどれだけ落ちるのか

数字が独り歩きしやすい論点なので、メーカーと業界団体の公式見解をそのまま確認します。

論点公式見解出典
部分的なフンの付着「木の葉や鳥の糞などが、部分的に付着しても発電量が大きく損なわれることはありません」シャープ よくあるご質問
砂ぼこりなどの汚れ「発電量3〜5%程度ダウンすることもありますが、雨風で洗い流されるとほぼ元の能力に回復します」シャープ よくあるご質問
汚損が著しい場合「その太陽電池セルが周囲のセルに比べて温度が上昇し、長期的には好ましくありません(ホットスポット現象)」シャープ よくあるご質問
不透明物の付着一般「落ち葉など不透明な物体が太陽電池モジュールの表面に貼りついた場合、その物体の陰による発電量の低下以上に太陽電池の発電量は低下します」JPEA 太陽光発電協会
不透明物が長期間貼りついた場合「長期間その状態が続くと、光の遮蔽された部分の太陽電池モジュールのセルが高温となって特性が低下する『ホットスポット現象』が発生する場合もあります」。通常はモジュール内部のバイパスダイオードで回避策が採られているJPEA 太陽光発電協会
日常の清掃「通常汚れは風雨で洗い流されますので、清掃の必要はありませんが、激しい汚れがついた時はご購入いただいた販売店にご相談下さい」シャープ よくあるご質問

出典: シャープ よくあるご質問 / JPEA 太陽光発電協会「陰の影響はありますか?」

整理すると、「フンが付いた瞬間に発電量が何割も落ちる」という話ではなく、汚損が著しい状態の放置がホットスポット現象という別のリスクにつながるという構図です。ただしJPEAが指摘するとおり、貼りついた不透明物はその影の面積から想像するより発電量を落とします。雨風で流れる一時的な付着と、貼りついたまま長期間放置される状態は分けて考える必要があります。だからこそ、フンが落ちる頻度そのものを減らす=営巣させないことが対策の芯になります。

そして清掃については、メーカー公式の案内が「販売店に相談」である点に注目してください。屋根の上での作業は転落の危険があり、自己流の洗浄でパネル表面を傷める可能性もあります。パネルの経年変化そのものについては太陽光パネルの出力劣化率、寿命の考え方は太陽光パネルの寿命も参考にしてください。

ハトとカラス、習性の違いで対策の優先順位が変わる

ハト(ドバト)

大阪府はドバトの行動について、「ベランダなどに降りるとき、いったん手すりなどにとまり安全を確かめる性質」があると説明しています。

この「まず手すりに止まって様子を見る」性質を利用した対策として、大阪府はテグス(釣り用の糸)を手すり上面から5〜6cm上に張る方法、木酢液を含ませた雑巾を置く方法、市販の動物忌避剤の利用を紹介しています。立川市も同様に、ミラーCD、針山、テグス(手すりの上5〜6センチくらい)、木酢液やクレゾール石鹸忌避剤を挙げています。

これらはいずれも自治体が「近寄らせない方法」として案内しているもので、すでにパネル下を営巣場所と認識している個体に対する決定打ではありません。忌避グッズは補助、物理的に入れなくするのが本命と考えるのが妥当です。

カラス

横浜市は、カラスは雑食性で生ごみも食べること、繁殖期(3月〜7月)に巣を作り威嚇や攻撃行動をとること、攻撃時は「後ろから足の爪で蹴る」(クチバシで突く行為はできない)ことを説明しています。

これは鳥害対策そのものというより、作業時期の判断材料として重要です。近隣にカラスの巣がある状態で3月〜7月に屋根へ上がるのはリスクが上がるため、緊急性がないなら時期をずらすのが現実的です。

なお、カラスがケーブルをついばむ、パネル上に硬い物を落とすといった被害談はよく語られますが、住宅用太陽光における発生頻度を示した公的統計は確認できませんでした。頻度は断定できないため、配線に外傷が疑われる場合は自分で触らず販売施工店に点検を依頼してください。太陽光発電システムの火災事故については、消費者庁の消費者安全調査委員会が2019年1月28日に事故等原因調査報告書を公表しています(鳥害を原因として扱ったものではありませんが、住宅用太陽光の長期使用における保守点検の必要性を示した資料です。出典: 消費者庁 消費者安全調査委員会「住宅用太陽光発電システムから発生した火災事故等」)。

住宅の外観と太陽光パネル

実際に売られている鳥害対策製品と、費用の考え方

「防鳥ネット」と一口に言っても、製品ごとに材質も施工方式も違います。公式に仕様が公開されている代表的な3製品を並べます。

製品メーカー材質網目/構造施工方式
ソーラーパネル 鳥害対策ネット屋根技術研究所難燃性ポリエチレン(熱処理形成)角目18mm×18mm専用取付具を接着剤で固定。穴開け不要
グリッドガードⅢスワロー工業ネット部は高密度ポリエチレン(公式ページに金具の材質記載なし)網目20mm×20mm専用金具をモジュールに組み込む方式。接着剤不要
バードブロッカーコーユーフェンス・取付金具ともにステンレス製ステンレスフェンス構造パネルに穴を開けない。設置後に着脱できるのは伸縮金具・スライド金具使用時のみで、フック金具使用時は新規部材での再施工となる

出典: 屋根技術研究所 / スワロー工業 グリッドガードⅢ / コーユー バードブロッカー

なお、スワロー工業の現行品はグリッドガードⅢで、公式ページでは「接着剤不要」の組み込み式と説明されています。一方、後述する販売店の公開価格は、L型固定金具(SUS304)と接着剤135mlを含む従来型グリッドガードのセットで、施工方式も部材構成も異なります。同じ「グリッドガード」でも世代で仕様が変わる点に注意してください。

スワロー工業は網目20mm×20mmについて「スズメやハトなどの侵入防止効果が期待できます」と説明しています。市販の太陽光パネル用ネットの目合いが18〜20mm角に収まっているのはこの水準を狙ったものと考えられます。汎用の園芸用ネットを流用しても、目合いが大きければ意味がありません。

セット内容の一例として、屋根技術研究所の製品はネット幅0.2m×長さ12mを2巻でパネル外周24mまで対応し、専用取付具170個や接着剤などが同梱されます。

「完全に防げる」とは書かれていない

スワロー工業はグリッドガードⅢの製品ページに「本製品は鳥害対策補助品であり、完全な防止を保証するものではありません」と明記しています。メーカー自身がこう書いている以上、「付ければ二度と鳥は来ない」と言い切る営業トークには距離を置いたほうが安全です。

価格は「公表されているもの」と「されていないもの」がある

グリッドガードについては、販売店であるカナマル産業の通販ページで**H140(クリップ付)が23,760円(税込)、H220(クリップ付)が24,840円(税込)**と公開されています。ここで見落としやすいのが単位です。これは1枚あたりの価格ではなく、高さ140mm/220mm×長さ1,000mmのネットを1m×10枚(10m分)、エッジクリップ、L型固定金具55個、接着剤135ml×1個をまとめたセットの価格です。1mあたりに換算するとH140が約2,380円、H220が約2,480円です。

一方、屋根技術研究所とコーユーは公式サイトに価格を掲載しておらず、いずれも問い合わせ・見積もり対応です。メーカーが価格を公表していない以上、「相場は◯万円」と断定できる根拠はありません。

実際の総額を左右するのは主に次の要素です。

  • 防鳥ネットで囲むパネル外周の長さ(設置枚数と配置で変わる)
  • 屋根材と屋根勾配(グリッドガードⅢの対応屋根材は横葺、段葺、立平葺、瓦棒葺、和瓦、平板瓦、洋瓦、スレート、シングル)
  • 足場の要否(建物の高さと屋根形状で変わる)
  • 既存の巣とフンの撤去・清掃の量

見積書の読み方や相見積もりでのチェックポイントは太陽光の見積もりチェックリストにまとめています。

パネル保証への影響は事前に書面で確認する

コーユーは自社製品について、パネル部材に穴を開けないため「太陽光パネルの保証を維持することができます」と説明しています。ただし同社自身も、保証については各社の規定を確認するよう注記しており、メーカー保証の可否を最終的に決めるのはパネルメーカー側です。裏を返せば、パネル架台や屋根材に穴を開ける工法ではパネル保証や屋根の防水保証の扱いが変わり得るということです。契約前に「この工法でパネルのメーカー保証と屋根の防水保証はどうなるか」を書面で確認しておきましょう。

「点検が義務化された」という勧誘には注意

鳥害の相談をきっかけに、便乗した訪問営業が入ってくることがあります。国民生活センターは2025年6月4日に「太陽光発電システムの点検商法が急増!」と注意喚起を公表し、相談件数が2017年度57件から2022年度154件、2023年度304件、2024年度613件へと増えたことを示しています。同センターは「点検が義務化された」などと言われても安易に契約せず、まず点検の要否を確認するよう呼びかけています(出典: 国民生活センター(2025年6月4日))。

点検頻度の目安として、JPEA太陽光発電協会は一般用電気工作物(50kW未満、戸建住宅など)について「定期点検 4年に1回以上」としています(出典: JPEA「メンテナンスや点検はどうすればいいですか?」)。不安をあおる勧誘の見分け方は太陽光・蓄電池の詐欺的な営業手口も参考にしてください。

なお、国の家庭用蓄電池向け補助金(令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業、上限60万円/申請)は2026年3月24日に公募を開始しましたが、交付申請額が予算に達したため2026年5月29日に公募が終了しています。2026年8月25日時点で新規申請はできません(出典: SII 令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業)。今後の動向はDR補助金の終了と次回の見通しで追っています。

巣を見つけたときの正しい手順

卵やヒナがいる巣は、無許可では撤去できない

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)第8条は「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない」と定めています。例外は第9条第1項の許可を受けた場合などに限られます。第83条により、第8条違反には1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科され得ます(出典: e-Gov法令検索)。

許可権者は原則として都道府県知事ですが、環境省は「多くの都道府県では市町村長に移譲しています」と説明しています(出典: 環境省「鳥獣の捕獲等の許可について」)。大阪府も「野鳥を捕獲することや卵を採取することは捕獲場所の市町村長の許可が必要」と案内しています。

立川市は、卵やヒナがいる巣を自分で撤去する場合は東京都への有害鳥獣捕獲許可の申請が必要で、空の巣であれば自分で撤去できると具体的に示しています。

実務的な進め方

  1. まず状況を確認する — ただし自分で屋根に上がらないでください。地上や窓から見える範囲で確認します。
  2. 自治体の窓口に相談する — 卵やヒナがいる可能性があるなら、環境部門などに許可の要否を確認します。
  3. 巣が空になってから撤去・清掃する — 巣立ちまでの期間は自治体の説明に幅があります。立川市は「ふ化後、ヒナは3週間程度で飛び立つ」、大阪府は「卵は16日から18日でかえり、ヒナは約30日で巣立っていきます」、横浜市はドバトについて「孵化から巣立ちまでの期間は約30日から40日程度」としています。日数で判断せず、巣が空になったことを確認してから動いてください。
  4. 撤去と同じタイミングで隙間を塞ぐ — 塞がないまま撤去だけすると、同じ場所がまた使われます。ここが対策の要です。
  5. 作業は施工業者に依頼する — 屋根上作業は転落の危険があり、パネルの上を歩けばセルを傷める可能性もあります。

まとめ

  • 太陽光パネルの鳥害対策で優先すべきは、パネル表面のフンよりもパネルと屋根の隙間への営巣を物理的に防ぐこと。ドバトは年に何度も繁殖し、雨の降り込まない棚状の場所を好みます
  • 発電量については、シャープが公式FAQで「木の葉や鳥の糞などが、部分的に付着しても発電量が大きく損なわれることはありません」と説明する一方、汚損が著しい場合はホットスポット現象につながるため販売店への相談を案内しています。自分で屋根に上って清掃するのは避けてください
  • 市販の太陽光パネル用防鳥ネットは網目18〜20mm角が主流で、穴開け不要の施工方式が用意されています。価格を公表していないメーカーもあり、総額はパネル外周・屋根材・足場の要否で変わるため見積もりでの確認が前提です
  • 卵やヒナのいる巣は鳥獣保護管理法により無許可で撤去できません(第83条で1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金)。まず自治体の窓口に相談し、撤去と同時に隙間を塞ぐところまでを1セットで計画しましょう

よくある質問

Q.太陽光パネルの鳥害対策の費用はいくらくらいですか?

A.製品によって公表状況が異なります。スワロー工業のグリッドガードは販売店(カナマル産業)の通販ページでH140が23,760円(税込)、H220が24,840円(税込)と公開されていますが、ただしこれは1枚あたりの価格ではなく、高さ140mm・220mm×長さ1,000mmのネットを1m×10枚(10m分)と、エッジクリップ・L型固定金具55個・接着剤135mlをまとめたセットの価格です(1mあたりに換算するとH140が約2,380円、H220が約2,480円)。屋根技術研究所やコーユーの製品は公式サイトに価格の記載がなく問い合わせ扱いです。実際の総額は防鳥ネットで囲むパネル外周の長さ、屋根材、足場の要否、既存の巣やフンの撤去量で変わるため、現地調査を伴う見積もりで確認してください。

Q.鳥のフンが付くと太陽光パネルの発電量はどのくらい下がりますか?

A.シャープは公式FAQで「木の葉や鳥の糞などが、部分的に付着しても発電量が大きく損なわれることはありません」と説明しています。同社は砂ぼこり等が付いた場合について「発電量3〜5%程度ダウンすることもありますが、雨風で洗い流されるとほぼ元の能力に回復します」としています。ただし汚損が著しい場合は、そのセルの温度が周囲より上昇するホットスポット現象につながり長期的に好ましくないため、販売店に相談するよう案内されています。

Q.パネルの下にできた鳩の巣は自分で撤去してよいですか?

A.鳥獣保護管理法第8条により、鳥獣および鳥類の卵の捕獲等・採取等は原則禁止で、違反すると第83条により1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象になります。立川市は、卵やヒナがいる巣を自分で撤去する場合は都への有害鳥獣捕獲許可の申請が必要で、空の巣であれば自分で撤去できると案内しています。許可権者は都道府県知事ですが、多くの都道府県で市町村長に権限が移譲されているため、まず自治体の窓口に相談してください。

Q.防鳥ネットを付けると太陽光パネルのメーカー保証はどうなりますか?

A.施工方法によります。コーユーは自社のバードブロッカーについて、パネル部材に穴を開けないため太陽光パネルの保証を維持できると説明しています。屋根技術研究所の鳥害対策ネットも専用取付具を接着剤で施工する穴開け不要の方式です。一方で屋根材やパネル架台に穴を開ける工法だと、パネル保証や屋根の防水保証の扱いが変わる可能性があります。契約前に「パネル保証と屋根の防水保証はどうなるか」を書面で確認してください。

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