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料金プランの比較検討

洗濯機の電気代|洗濯1〜4円・乾燥18〜68円【2026年8月版】

エネチョイス編集部

この記事の結論

洗濯機の電気代は「洗濯だけか、乾燥まで回すか」で桁が変わります。メーカー公式仕様の消費電力量を電力料金目安単価31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会、令和4年7月22日改定)で換算すると、洗濯のみは1回あたり約1.2〜3.4円です。同じ1回でも水道代は上下水道の目安単価(日本電機工業会調べで合計262円/m3)換算で約20〜36円かかるため、乾燥を使わない回はむしろ水道代のほうが大きくなります。一方、洗濯から乾燥まで回すと、シャープES-12X2の590Whで約18円、パナソニックNA-LX129FLの800Whで約25円、日立BW-DX100M(縦型)の約2,030Whで約63円、シャープES-PT11L(縦型)の2,200Whで約68円です。毎日1回乾燥まで回す前提なら、最も少ない機種と最も多い機種で年間約1万8千円の差になります。ただし消費電力量は各社の測定条件による値で、衣類の量や室温で増減します。

洗濯機の電気代は「洗濯だけか、乾燥まで回すか」でほぼ決まります。 メーカー公式仕様に載っている消費電力量を電力料金目安単価31円/kWhで換算すると、洗濯のみは1回あたり約1.2〜3.4円。ところが乾燥まで回すと、機種によって1回約18円から約68円まで開きます。

そしてこの差を生むのは「ドラム式か縦型か」ではなく、乾燥方式です。同じパナソニックのドラム式でも、ヒートポンプ方式と排気式ヒーターでは公式仕様の消費電力量が2倍以上違います。この記事では推定値を置かず、メーカーが公式仕様表に書いている数字だけを並べて計算します。

【2026年8月25日時点】 家電カタログの電気代表示に使われる電力料金目安単価は 31円/kWh(税込) です。令和4年7月22日に改定された値で、以降の改定は公表されていません。出典: 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくあるご質問

この記事でわかること

  • 洗濯機の電気代の計算に使われる電力料金目安単価31円/kWhの出どころ
  • パナソニック・日立・シャープの**公式仕様に載っている消費電力量(Wh)**の実数
  • 乾燥を使わない回は電気代より水道代のほうが大きいという事実
  • ドラム式か縦型かではなく乾燥方式で差がつく理由と、年間コストの試算
  • 公式仕様に裏付けのある節約の打ち手と、太陽光・蓄電池との相性

カタログの「1回○円」は31円/kWh計算|まず単価を押さえる

家電のカタログや店頭POPに書かれた電気代は、各社が独自の単価で計算しているわけではありません。全国家庭電気製品公正取引協議会は、公正競争規約にもとづく電力料金の目安単価について「現在の目安単価は、令和4年7月22日に改定された31円/kWh(税込)です」と案内しています。この単価は、経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会が公表する「電力取引報」における全小売電気事業者の販売電力量・販売額の集計値などに基づいて算出されたものです(出典: 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくあるご質問)。

つまりカタログの電気代は「業界共通のものさし」であって、あなたの契約単価ではありません。実際の請求額には、契約プランの電力量料金に加えて燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が乗ります。家計の実額を出したいときは、検針票の使用量(kWh)と請求額から自分の単価を計算してください。

水道側にも同じ考え方の目安単価があります。シャープが公式仕様ページに記載している算定条件では、**水道料金目安単価137円/m3(税込)、下水道料金目安単価125円/m3(税込)、いずれも日本電機工業会調べ(2025年7月現在)**とされています(出典: シャープ ES-12X2 仕様)。この記事でも機種間の比較をそろえるため、電気は31円/kWh、水道は上下水道あわせて262円/m3(=0.262円/L)で計算します。電気代の全体像は電気代の内訳と見直しどころにまとめています。

洗濯だけなら電気代は1回1〜4円|効いているのは水道代

まず乾燥を使わない「洗濯のみ」から見ます。以下はすべて各社公式の仕様表に載っている定格洗濯時の値です。消費電力量が少ない順に並べました。

メーカー・型番種類洗濯・脱水容量標準使用水量水道代消費電力量電気代合計
日立 BW-DX100M縦型洗濯乾燥機10kg103L約27.0円39Wh約1.2円約28.2円
日立 BW-X100P縦型全自動10kg103L約27.0円50Wh約1.6円約28.6円
シャープ ES-12X2ドラム式12kg77L約20.2円65Wh約2.0円約22.2円
日立 BD-CX100Pドラム式10kg83L約21.7円65Wh約2.0円約23.7円
パナソニック NA-LX129FLドラム式12kg83L約21.7円68Wh約2.1円約23.8円
パナソニック NA-SD10UBLドラム式10kg78L約20.4円70Wh約2.2円約22.6円
パナソニック NA-FA12V6縦型全自動12kg139L約36.4円70Wh約2.2円約38.6円
日立 BD-STX130Pドラム式13kg94L約24.6円85Wh約2.6円約27.2円
シャープ ES-PT11L縦型洗濯乾燥機11kg115L約30.1円110Wh約3.4円約33.5円

使用水量・消費電力量の出典: パナソニック NA-LX129FL 仕様パナソニック NA-SD10UBL 仕様パナソニック NA-FA12V6 仕様日立 BD-STX130P 仕様日立 BD-CX100P 仕様日立 BW-DX100M 仕様日立 BW-X100P 仕様シャープ ES-12X2 仕様シャープ ES-PT11L 仕様。水道代・電気代・合計は前掲の目安単価で編集部が計算した値です。

この表でいちばん大事なのは、右端の列です。乾燥を使わない回では、電気代(1回1.2〜3.4円)より水道代(同20.2〜36.4円)のほうが約9〜22倍大きいという関係になります。シャープは自社の公式仕様ページで、ES-12X2の洗濯1回を「22.2円(水道20.2円・電気2.0円)」、ES-PT11Lの洗濯1回を「33.5円(水道30.1円・電気3.4円)」と公表しており、この記事の計算結果とも一致します。

そのため、消費電力量の順位と「1回あたりの合計」の順位は一致しません。パナソニック NA-SD10UBLは消費電力量が70Whと表の下位ですが、使用水量が78Lと少ないため合計は約22.6円で最少クラス。逆に日立 BW-DX100Mは39Whと最少なのに、103Lの水を使うので合計は約28.2円になります。洗濯だけの回のコストを下げたいなら、見るべきは消費電力量ではなく使用水量です。

なお日立は仕様表の注記で「衣類の量や種類、片寄り、室温、据付状態等により、使用水量・消費電力量・運転時間が増減します」と明記しています。カタログ値は所定条件での測定値であり、実測はここから上下する前提で読んでください。水道料金は自治体ごとに料金表が異なるため、実額を出すときは検針票に記載された1立方メートルあたりの単価を使ってください。

電気代が跳ね上がるのは乾燥|差を生むのは「乾燥方式」

乾燥まで回すと状況が一変します。公式仕様の「洗濯乾燥(洗濯〜乾燥)」の値を並べます。

メーカー・型番乾燥方式(公式表記)乾燥容量消費電力量目安時間1回の電気代
シャープ ES-12X2ふわカラハイブリッド乾燥、無排気乾燥6kg590Wh約150分約18円
パナソニック NA-LX129FL(省エネ乾燥)ヒートポンプ方式6kg620Wh165分約19円
日立 BD-STX130P(省エネコース)らくはや 風アイロン(ヒートポンプ式)7kg約670Wh約200分約21円
パナソニック NA-LX129FL(標準乾燥)ヒートポンプ方式6kg800Wh98分約25円
日立 BD-STX130P(標準コース)らくはや 風アイロン(ヒートポンプ式)7kg約1,150Wh約93分約36円
日立 BD-CX100P風アイロン(低温ヒート式)5.5kg約1,590Wh約145分約49円
パナソニック NA-SD10UBL低温風パワフル乾燥(ヒーター/排気式)5kg1,980Wh195分約61円
日立 BW-DX100M速乾ビート乾燥(縦型)5.5kg約2,030Wh約195分約63円
シャープ ES-PT11Lヒーターセンサー乾燥(縦型)6kg2,200Wh約220分約68円

出典は前掲の各社仕様ページと同じです。電気代は31円/kWh換算の計算値です。この消費電力量は各機種の定格乾燥容量での値なので、乾かす量そのものが5kg〜7kgと異なります。同じ乾燥6kgどうしで比べられるのはシャープ ES-12X2・パナソニック NA-LX129FL・シャープ ES-PT11Lの3機種で、日立 BD-STX130Pは7kg、パナソニック NA-SD10UBLは5kgの値です。横並びの数字をそのまま優劣とせず、乾燥容量とセットで読んでください。

ここで注目してほしいのが、この並びはドラム式か縦型かでは説明できないという点です。下から3番目のパナソニック NA-SD10UBLはドラム式ですが1,980Whで、縦型の日立 BW-DX100M(約2,030Wh)とほぼ変わりません(乾燥容量はそれぞれ5kgと5.5kgで、少ない量を乾かすNA-SD10UBLのほうが条件は有利です)。両者に共通するのは、ヒーターで熱をつくって乾かす方式であることです。

一方、同じパナソニックのドラム式でも、ヒートポンプ方式のNA-LX129FLは標準乾燥800Wh。ヒーター/排気式のNA-SD10UBL(1,980Wh)に対して約40%の消費電力量で済んでいます。しかもNA-LX129FLの乾燥容量は6kg、NA-SD10UBLは5kgなので、多く乾かせるほうが電気を使わないという関係です。「ドラム式だから安い」ではなく「乾燥方式で決まる」というのが、公式仕様から読み取れる結論です。

もうひとつ見落としがちなのが、運転時間と消費電力量は比例しないことです。日立 BD-STX130Pの省エネコースは約200分かけて約670Wh、標準コースは約93分で約1,150Wh。時間をかけるほど電気代が安くなるという、直感と逆の関係になっています。

乾燥時の使用水量は機種で増減が分かれます。シャープ ES-12X2は洗濯77Lに対し洗濯乾燥49L、パナソニック NA-LX129FLは83Lに対し55L、日立 BD-STX130Pは94Lに対し約65Lと減ります。一方で日立 BD-CX100Pは83Lに対し約90L、日立 BW-DX100Mは103Lに対し約126Lと増えます。ここも「ドラム式なら減る」と一般化はできないので、検討中の型番の仕様表で確認してください。

年間コストではどれくらい差がつくか

毎日1回、洗濯から乾燥まで回す前提(年365回)で、31円/kWh換算の年間電気代を出します。

機種・モード乾燥容量洗濯乾燥1回年間の電気代(365回)
シャープ ES-12X26kg590Wh約6,700円
パナソニック NA-LX129FL(省エネ乾燥)6kg620Wh約7,000円
日立 BD-STX130P(省エネコース)7kg約670Wh約7,600円
パナソニック NA-LX129FL(標準乾燥)6kg800Wh約9,100円
日立 BD-STX130P(標準コース)7kg約1,150Wh約13,000円
日立 BD-CX100P5.5kg約1,590Wh約18,000円
パナソニック NA-SD10UBL5kg1,980Wh約22,400円
日立 BW-DX100M5.5kg約2,030Wh約23,000円
シャープ ES-PT11L6kg2,200Wh約24,900円

いちばん少ないシャープ ES-12X2(約6,700円)と、いちばん多いシャープ ES-PT11L(約24,900円)では年間で約18,200円の差。この2機種はどちらも乾燥容量6kgなので、同じ量を乾かした場合どうしの比較です。ヒートポンプ式のパナソニック NA-LX129FL標準乾燥(6kg・約9,100円)と縦型ヒーターの日立 BW-DX100M(5.5kg・約23,000円)で比べても、年間約13,900円の差になります。

ただし、この差だけで本体を買い替える判断はできません。家庭用洗濯機は、メーカー公式サイトで実売価格が分からないのが一般的です(日立の仕様表は本体希望小売価格を「オープン価格」と表示し、シャープの製品ページも「オープン価格」としています。パナソニックの仕様ページには価格の記載自体がありません)。実売価格は販売店や時期で変わるため、電気代の差額が何年で本体価格差を埋めるかは、実際の見積もり額を入れて計算する必要があります。この記事では推定の本体価格を置いた回収年数の試算は行いません。

公式仕様に裏付けのある節約の打ち手

1. 省エネコースを使う

これがいちばん確実です。パナソニック NA-LX129FLは標準乾燥800Whに対して省エネ乾燥620Wh。1回あたり約5.6円、毎日使えば年間約2,000円の差です。日立 BD-STX130Pはさらに効きます。標準コース約1,150Whに対して省エネコース約670Whで、1回あたり約15円、年間で約5,400円の違いになります。

いずれも所要時間は延びます(パナソニックは98分→165分、日立は約93分→約200分)。就寝中や外出中に回せる家庭なら、時間を電気代に変換できるモードです。

2. 乾燥を使う回数そのものを減らす

洗濯乾燥1回800Whの機種で、毎日(365回)から週3回(156回)に減らすと、年間約9,100円が約3,900円になり、約5,200円の削減です。約2,030Whの縦型なら、同じ条件で約23,000円が約9,800円となり、約13,200円変わります。消費電力量が大きい機種ほど、使用回数を減らす効果が大きくなります。

天気の良い日は外に干す、という運用は地味ですが、乾燥方式を変えられない今の機種でも今日から効きます。

3. 洗濯だけの回は「水量」を見る

前述のとおり、洗濯のみの電気代は1回1.2〜3.4円で、削っても家計へのインパクトは限られます。効くのは水道側です。シャープ ES-PT11Lは公式仕様に標準使用水量115L、ふろ水使用時69Lと明記されており、残り湯を使うと46L減ることが仕様表から読み取れます。上下水道あわせて262円/m3の目安単価なら1回あたり約12円、毎日で年間約4,400円に相当します(なお仕様表に載っている消費電力量は110Whの1つだけで、ふろ水使用時の値は公表されていません)。まとめ洗いで回数を減らすのも、電気代というより水道代と時間の節約として意味があります。

4. 時間帯別プランなら夜間に回す(ただし効果は限定的)

東京電力エナジーパートナーのスマートライフ(オール電化向け)の電力量料金は、午前6時〜翌午前1時が35.76円/kWh、午前1時〜午前6時が27.86円/kWhです(税込、燃料費調整額は別途。同プランは現在、新規加入の受付が停止されています。出典: 東京電力エナジーパートナー スマートライフ)。

差は1kWhあたり7.9円、率にすると**約22%**です。洗濯乾燥1回0.8kWhなら1回約6.3円、毎日回して年間約2,300円。約2.03kWhの機種なら年間約5,900円の差になります。「深夜なら半額」といった説明を見かけたら、契約中のプランの単価表で実際の差を確認してください。夏冬の主役であるエアコンについてはエアコンの電気代を下げる使い方にまとめています。

太陽光・蓄電池と洗濯機の相性

洗濯乾燥1回の消費電力量は、公式仕様ベースで0.59〜2.2kWh。これは家庭用太陽光や蓄電池のスケール感からすると、扱いやすい大きさです。

たとえば洗濯乾燥800Whのヒートポンプ式なら、晴れた日中に運転すれば発電分でまかなえる可能性が高く、2.03kWhの縦型でも一般的な家庭用蓄電池の容量から見れば一部を使う程度です。日中に運転をずらす、あるいは蓄電池に充電した電気で夜に回すという運用は、洗濯乾燥機との相性が良い部類に入ります。

これは売電単価の低下とも関係します。2026年度の住宅用FIT(10kW未満)は1〜4年目が24円/kWh、5〜10年目が8.3円/kWhです(出典: 資源エネルギー庁 買取価格・期間等)。買電単価の目安が31円/kWhであることを踏まえると、余った電気を売るより家の中で使い切ったほうが有利な場面が増えています。余剰電力の使い道は余剰電力の活用方法で整理しています。

補助金の状況も押さえておきましょう。国のDR家庭用蓄電池事業(令和7年度補正・1申請あたり上限60万円)は2026年3月24日に公募が始まり、2026年5月29日に予算到達で公募終了しています。次回公募は未公表のため、2026年8月時点では新規申請ができません(出典: SII 令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業)。詳しくは国のDR補助金の終了と次回の見通しにまとめています。

自治体の制度は動いています。東京都の令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業は10万円/kWh、DR実証に参加しない場合は上限120万円/戸で、2026年10月1日以降はSII令和8年度登録品のみが対象です(出典: 東京都 家庭における蓄電池導入促進事業)。蓄電池を入れた場合に光熱費がどう変わるかは、蓄電池の導入費用と回収シミュレーションで条件別に整理しています。

まとめ

  • 洗濯のみの電気代は公式仕様ベースで1回約1.2〜3.4円。同じ1回の水道代が約20〜36円なので、乾燥を使わない回は水道代のほうが約9〜22倍大きい
  • 差がつくのは乾燥で、1回約18円〜約68円。決めているのはドラム式か縦型かではなく乾燥方式(同じパナソニックのドラム式でもヒートポンプ800Wh対ヒーター/排気式1,980Wh)
  • 毎日乾燥まで回す前提の年間電気代は約6,700円〜約24,900円で、最大約18,200円の差(31円/kWh換算、年365回)
  • いま使っている機種でできる打ち手は省エネコースの活用(年間約2,000〜5,400円)と乾燥回数を減らすこと(年間約5,200〜13,200円)。本体価格はオープン価格のため、買い替えの回収年数は実際の見積もり額で計算する

よくある質問

Q.洗濯機の電気代は1回いくらですか?

A.洗濯だけなら1回あたり数円です。電力料金目安単価31円/kWhで換算すると、日立BW-DX100Mの39Whで約1.2円、パナソニックNA-LX129FLの68Whで約2.1円、シャープES-PT11Lの110Whで約3.4円になります。乾燥まで回すと一気に上がり、同じ単価で計算してシャープES-12X2の590Whが約18円、パナソニックNA-LX129FLの800Whが約25円、日立BW-DX100Mの約2,030Whが約63円、シャープES-PT11Lの2,200Whが約68円です。いずれもメーカー公式仕様に記載された値をもとにした計算で、実際は衣類の量や室温によって増減します。

Q.ドラム式と縦型では、どちらが電気代が安いですか?

A.洗濯だけならほとんど差はありません。差が出るのは乾燥で、ヒートポンプ式や無排気式を採用した機種のほうが公式仕様上の消費電力量は小さくなります。パナソニックの同じドラム式でも、ヒートポンプ方式のNA-LX129FLは洗濯乾燥800Whなのに対し、低温風パワフル乾燥(ヒーター/排気式)のNA-SD10UBLは1,980Whです。つまり「ドラム式だから安い」のではなく「乾燥方式で決まる」と考えるのが正確です。購入前にカタログの乾燥方式と、洗濯乾燥時の消費電力量(Wh)をあわせて確認してください。

Q.洗濯機は電気代と水道代、どちらの負担が大きいですか?

A.乾燥を使わない回は水道代のほうが大きくなります。シャープは公式仕様ページで、ドラム式ES-12X2の洗濯1回(12kg)にかかる水道代+電気代を22.2円(水道20.2円・電気2.0円)、縦型ES-PT11Lの洗濯1回(11kg)を33.5円(水道30.1円・電気3.4円)と公表しています。乾燥まで回すと関係が逆転し、ES-12X2は水道12.8円に対して電気18.3円、ES-PT11Lは水道23.1円に対して電気68.2円です。水道料金は自治体ごとに料金表が違うため、実額は検針票の単価で計算してください。

Q.夜間に洗濯すると電気代は安くなりますか?

A.時間帯別の料金プランを契約している場合は安くなりますが、下がり幅は思ったほど大きくありません。東京電力エナジーパートナーのスマートライフ(オール電化向け)の電力量料金は、午前6時〜翌午前1時が35.76円/kWh、午前1時〜午前6時が27.86円/kWhで、差は1kWhあたり7.9円(約22%)です。洗濯乾燥1回0.8kWhの機種なら1回あたり約6.3円、毎日回して年間約2,300円の差にとどまります。なおスマートライフプランは現在、新規加入の受付が停止されています。

出典・参考にした一次情報

本記事は以下の公的機関・事業者の公表資料にもとづいて作成しています(最終確認: 2026年8月25日)。制度・価格は改定されるため、申し込み前に各リンク先で最新の内容をご確認ください。

  1. 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくあるご質問 (www.eftc.or.jp)
  2. シャープ ES-12X2 仕様 (jp.sharp)
  3. パナソニック NA-LX129FL 仕様 (panasonic.jp)
  4. パナソニック NA-SD10UBL 仕様 (panasonic.jp)
  5. パナソニック NA-FA12V6 仕様 (panasonic.jp)
  6. 日立 BD-STX130P 仕様 (kadenfan.hitachi.co.jp)
  7. 日立 BD-CX100P 仕様 (kadenfan.hitachi.co.jp)
  8. 日立 BW-DX100M 仕様 (kadenfan.hitachi.co.jp)
  9. 日立 BW-X100P 仕様 (kadenfan.hitachi.co.jp)
  10. シャープ ES-PT11L 仕様 (jp.sharp)
  11. 東京電力エナジーパートナー スマートライフ (www.tepco.co.jp)
  12. 資源エネルギー庁 買取価格・期間等 (www.enecho.meti.go.jp)
  13. SII 令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業 (dr-battery.sii.or.jp)
  14. 東京都 家庭における蓄電池導入促進事業 (www.tokyo-co2down.jp)

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