【2026年8月19日時点】 国のDR補助金は2026年5月29日に公募終了(次回未公表)。東京都は令和8年度に1kWhあたり10万円・上限120万円/戸を助成中(受付状況は要確認)。テスラ Powerwall 3は2026年8月3日に日本発売、設置は9〜10月以降の見込みです。
「Powerwall 3を入れたいけど、補助金はどれくらい出るの?」——2026年8月3日の日本発売以降、いちばん多い疑問がこれです。結論から言うと、いま使えるのは自治体の補助金が中心で、東京都なら13.5kWhのPowerwall 3で上限120万円が目安。一方、国のDR補助金は2026年5月29日に終了しており、次回の公募は未公表です。
この記事では、Powerwall 3に使える補助金の全体像、東京都の制度の使い方、実質負担の試算、申請で失敗しないための順番を整理します。
この記事でわかること
- Powerwall 3に使える補助金の種類(国・都道府県・市区町村)と2026年8月時点の状況
- 東京都の令和8年度制度でいくら出るか(13.5kWhでの計算)
- 補助金を使った実質負担のイメージ
- 申請の順番と、10月1日以降の機器要件の変更点
- 東京都以外に住んでいる場合の調べ方
Powerwall 3に使える補助金の全体像(2026年8月)
| 補助金 | 状況(2026年8月19日時点) | Powerwall 3での目安 |
|---|---|---|
| 国のDR補助金(令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業) | 2026年5月29日に公募終了。次回未公表(SII公式) | 上限60万円の制度だった。現在は申請不可 |
| 東京都「令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業」 | 事前申込は令和8年5月29日開始、交付申請は6月30日開始。受付状況は公式で要確認(クール・ネット東京) | 10万円/kWh × 13.5kWh = 135万円 → 上限120万円/戸(DR実証不参加) |
| その他の都道府県・市区町村 | 自治体ごとに制度・金額・受付状況が異なる | 数万〜数十万円が多い。公式サイトで確認 |
ポイントは2つ。「国+自治体」の合わせ技は現時点では使えないこと、そして東京都は単独でも上限120万円と突出していることです。
東京都の制度をPowerwall 3で使うといくら?
東京都の令和8年度「家庭における蓄電池導入促進事業」(実施: 公益財団法人東京都環境公社=クール・ネット東京)の主な内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額(新規設置) | 蓄電容量1kWhあたり10万円(助成対象経費の税抜額が上限) |
| 上限(DR実証に参加しない場合) | 120万円/戸 |
| DR実証に参加する場合の加算 | 1台あたり10万円。さらにエネルギーマネジメント機器・IoT関連機器を設置すると1台あたり15万円 |
| 対象機器 | SII登録機器。令和8年10月1日以降の事前申込は、SIIの令和8年度登録済製品一覧に載っている機器のみ(令和8年4月1日〜6月30日に契約締結または契約・工事完了した事業を除く) |
| 申込の流れ | 事前申込(令和8年5月29日開始)→ 交付申請(6月30日開始)→ 実績報告 |
| 注意 | キャッシュバック分は助成対象経費から除外。DR実証に参加する場合は交付申請兼実績報告前にDR実証契約が必要。実績報告時に金融機関発行の証明書等が必要 |
出典: クール・ネット東京 令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業
Powerwall 3(13.5kWh)で計算すると:
- 10万円 × 13.5kWh = 135万円 → 上限の120万円が助成額の目安(DR実証不参加)
- DR実証に参加すれば、加算(10万円、機器設置で15万円)が上乗せされる可能性がある
- 助成対象経費(税抜)が上限になるため、本体+工事費の税抜額が120万円を下回ればその金額まで
テスラの発表では、Powerwall 3はSIIの機器登録が完了しており、東京都の令和8年度補助金の対象機器要件を満たすとされています(テスラ公式プレスリリース)。ただし10月1日以降は「令和8年度の登録済製品一覧」に載っていることが条件になるので、申込時点で必ず一覧を確認してください。
実質負担の試算(東京都・上限適用の場合)
Powerwall 3の本体価格はテスラ非公表で、公式サイトからの申し込み後に見積もりが提示されます。参考として、認定販売施工会社の一例では2026年8月時点で「商品のみ120万円程度」と案内されています(エコ発電本舗)。
| 費用項目 | 金額(2026年8月時点の考え方) |
|---|---|
| 本体(参考) | 約1,200,000円 |
| 設置工事費・電気工事・申請費(仮定) | 200,000〜300,000円 |
| 小計 | 約1,400,000〜1,500,000円 |
| 東京都の助成(上限) | −1,200,000円 |
| 国のDR補助金 | 0円(2026年5月29日に公募終了) |
| 実質負担の目安 | 約200,000〜300,000円 |
あくまで「上限を満額使えた場合」の目安です。助成対象経費の税抜額が上限になること、DR実証参加の有無、区市町村の上乗せ補助(あれば実質負担がさらに下がる)で変わります。Powerwall 3に限らず、蓄電池は施工会社によって工事費に差が出るので、複数社の見積もりを並べてから決めるのが安全です。
東京都以外に住んでいる場合
都道府県・市区町村の蓄電池補助金は、金額も受付期間もバラバラです。調べ方の基本は次の3ステップです。
- 都道府県の環境・エネルギー担当部署のページで「蓄電池 補助金 令和8年度」を確認する
- 市区町村のページで上乗せ補助があるか確認する(都道府県と併用できるかも要確認)
- 施工会社に「補助金申請の代行やサポートがあるか」を聞く(対応してくれる会社が多い)
主要地域の記事: 大阪府・大阪市、愛知県・名古屋市、神奈川県、東京都の詳細。国と自治体の全体像は蓄電池・太陽光の補助金一覧にまとめています。
申請で失敗しないための順番と注意点
- 先に補助金の要件を確認してから契約する — 東京都は「事前申込」が先。交付決定前の着工がNGな制度も多い
- 設置スケジュールを補助金の期限と合わせる — Powerwall 3の設置は2026年9〜10月以降の見込み。年度末や予算枠の締切に間に合うか、施工会社と確認する
- 10月1日以降の機器要件 — 東京都はSIIの令和8年度登録済製品のみ対象に。登録一覧にPowerwall 3が載っているかを申込直前に確認
- DR実証への参加を検討する — 加算がある一方、DR実証契約を交付申請兼実績報告前に結ぶ必要がある
- 国のDR補助金の次回公募に備える — 公表は例年秋〜冬、公募は翌春。公表されたら公募開始と同時に申請できるよう、見積もり・機器選定を先に済ませておく(詳しくは国のDR補助金ガイド)
Powerwall 3の性能・価格の考え方はPowerwall 3徹底レビューで詳しく解説しています。
まとめ
- 2026年8月時点でPowerwall 3に使えるのは自治体補助金が中心。国のDR補助金は5月29日に公募終了(次回未公表)
- 東京都は令和8年度に1kWhあたり10万円・上限120万円/戸。13.5kWhのPowerwall 3なら上限到達が目安で、実質負担は工事費相当まで下がる可能性
- 10月1日以降はSIIの令和8年度登録済製品のみ対象。申込前に一覧を確認
- 東京都以外は自治体ごとに調べる。国の次回公募に備えて、いまのうちに複数社の見積もりを取っておく