暖房のコスト比較は「1時間いくら」ではなく「熱を1kWhつくるのにいくらかかるか」で見ると崩れません。 この物差しで公式データを並べると、ヒートポンプ式のエアコンが熱1kWhあたり約6円、都市ガスが約11.7円、灯油が約12円、電気ヒーターが31円という順になります。エアコンと電気ヒーターの差は決定的ですが、都市ガスと灯油の差は数%しかなく、政府のガス料金支援が終われば順位が入れ替わります(詳細は後述)。
重要なのは、この差の大半が「燃料の高い安い」ではなく「機器が熱をつくるのか、運ぶのか」の違いから来ていることです。以下、メーカーの公式仕様と電力・ガス会社の公表単価だけを使って中身を分解します。
【2026年8月25日時点】 本記事の電気代は、メーカーが試算に使う目安単価31円/kWh(税込・2022年7月改定・全国家庭電気製品公正取引協議会)で機種間をそろえて計算しています。実際の契約単価はこれとは異なります(東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bは段階料金+燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金)。都市ガスは東京ガスの2026年9月検針分・一般料金B表の調整単位料金146.05円/立方メートルを使いました。これは政府の「電気・ガス料金負担軽減支援事業」による18円/立方メートルの値引き適用後の単価です(適用前は164.05円)。灯油123円/Lは2025年1月6日時点の全国平均店頭価格で、現在の店頭価格とは差があります。出典: 東京ガス 2026年9月検針分ガス料金(東京地区等)PDF 、東京ガス ガス料金表 、東京電力エナジーパートナー 従量電灯B・C
この記事でわかること
- 暖房費を 「熱1kWhあたりの単価」 に換算して比べる方法
- 4方式の 公式スペックにもとづく1時間あたりの燃料代
- 「◯畳用」表示の前提が方式ごとに違う こと、その中身
- 換気・火災・停電など、コスト以外で見落とせない条件
- 断熱と運用で暖房費を根本から下げる順番
暖房費は「燃料の単価 ÷ 機器の効率」で決まる
暖房器具は大きく2つに分かれます。
- 熱をつくる機器: 灯油やガスを燃やす、または電気を電熱線に流して熱に変える。投入したエネルギーの分だけ熱が出る
- 熱を運ぶ機器: ヒートポンプ。外の空気に含まれる熱をかき集めて室内に移動させる。投入した電気より多くの熱が出る
この違いがそのままコスト差になります。三菱電機の霧ヶ峰Zシリーズ MSZ-ZW4026S(冷暖房とも主に14畳)の公式仕様では、暖房の定格が能力5.0kW・消費電力990W(出典: 三菱電機 霧ヶ峰 Zシリーズ 2026年モデル)。0.99kWの電気で5.0kWの熱を出すので、比率はおよそ5倍です。電気を電熱線に流したら1倍にしかなりません。
熱1kWhあたりの単価を計算する
エネルギー単価を、それぞれが生む「熱の量」で割ってみます。
| エネルギー | 公表されている単価 | 熱量への換算 | 熱1kWhあたり |
|---|---|---|---|
| 電気(ヒートポンプ式エアコン) | 31円/kWh | 電気1kWhで約5.05kWhの熱(5.0kW ÷ 0.990kW) | 約6.1円 |
| 都市ガス13A | 146.05円/立方メートル(政府支援の値引き適用後。適用前は164.05円) | 標準熱量45MJ=12.5kWh/立方メートル | 約11.7円(値引き前は約13.1円) |
| 灯油 | 123円/L(2025年1月6日時点の全国平均店頭価格。1年以上前の値) | 1Lで約10.3kWh(3.70kW ÷ 0.360L/h) | 約12.0円 |
| 電気(電熱線ヒーター式) | 31円/kWh | 電気1kWhで1kWhの熱 | 31円 |
単価の出どころは次のとおりです。
- 電気31円/kWh・灯油123円/L: ダイニチ工業が公式サイトの試算条件に明記している前提値です。「[灯油価格]123円/L(税込)(2025年1月6日 全国平均店頭価格資源エネルギー庁発表)[電力料金目安単価]31円/kWh(税込)(2022年7月改定/公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会)」と書かれています(出典: ダイニチ 石油ファンヒーター SGXタイプ)。この123円/Lは2025年1月6日時点の値で、本記事の更新時点から1年以上前のものです。灯油価格は季節と地域で大きく動くため、自分の購入価格で計算し直してください(資源エネルギー庁の石油製品価格調査ページは本記事の更新時点でリンク切れのため、最新の全国平均値は一次情報から確認できていません)。なお実際の電気契約単価は目安単価とは異なり、東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bなら最初の120kWhまで29円80銭、300kWhまで36円40銭、超過分40円49銭(税込)に、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が加わります(出典: 東京電力エナジーパートナー 従量電灯B・C)
- 都市ガス146.05円/立方メートル: 東京ガスの一般料金B表(21〜80立方メートル、基本料金1,056.00円/月)の2026年9月検針分の調整単位料金です。ここで注意が要ります。この146.05円は、経済産業省「電気・ガス料金負担軽減支援事業」による18円/立方メートルの値引きを適用したあとの単価で、東京ガスは同じ表に「補助金適用前 調整単位料金 164.05円/立方メートル」を併記しています(8月・10月検針分の値引きは14円/立方メートル)。この支援が終われば熱1kWhあたりは164.05円÷12.5kWh=約13.1円まで上がり、灯油より高くなります(出典: 東京ガス「原料費調整制度に基づく2026年9月検針分のガス料金について(東京地区等)」PDF、ガス料金表)。熱量は同社の一般ガス供給約款(東京地区等)が類別13A・標準熱量45メガジュール・最低熱量44メガジュールと定めており、45MJは12.5kWhにあたります(出典: 東京ガス 一般ガス供給約款(東京地区等・2025年6月1日実施)PDF / 約款一覧)
公式スペックで1時間あたりの燃料代を出す
それぞれの機器をフル出力で1時間動かしたときの燃料代を、公式仕様から計算します。
| 方式・機種(公式仕様) | 暖房のめやす | 出せる熱 | 1時間あたりの燃料・電気代 |
|---|---|---|---|
| エアコン 三菱電機 MSZ-ZW4026S | 暖房11〜14畳 | 5.0kW | 約31円(990W × 31円/kWh) |
| 石油ファンヒーター ダイニチ FW-3725SGX 大火力 | 木造10畳・コンクリート13畳 | 3.70kW | 約48円(灯油0.360L/h+電気129W) |
| 石油ファンヒーター ダイニチ FW-3725SGX 小火力 | 同上 | 0.74kW | 約11円(灯油0.072L/h+電気62W) |
| ガスファンヒーター リンナイ RC-Y4002PE | 木造11畳・コンクリート15畳 | 4.07kW | 約48円(4.07kW分のガス代+電気18W。値引き前単価なら約54円) |
| セラミックファンヒーター ダイニチ EF-H1200G 温風「強」 | 木造3畳(断熱材なし) | 1.2kW | 約37円(1,200W × 31円/kWh) |
エアコンだけ、出す熱に対して極端に安い。 MSZ-ZW4026S は消費電力990Wなので約31円/時ですが、そのとき室内に出ている熱は5.0kWです。同じ5.0kWを灯油でつくれば約60円、都市ガスなら約58円(政府支援の値引き前の単価では約66円)、電気ヒーターなら155円かかる計算になります。この差がヒートポンプの正体です。
石油ファンヒーターは出力を絞ったときの安さが効く。 ダイニチ FW-3725SGX は暖房出力3.70〜0.74kW、燃料消費量0.360〜0.072L/hで、9.0Lタンクの燃焼継続時間は25.0〜125.0時間と表示されています(出典: ダイニチ 石油ファンヒーター SGXタイプ)。部屋が暖まったあとは小火力で回るため、実際の平均コストは大火力時の数字より下がります。大型機まで広げると、ダイニチ FZ-104 は木造26畳・コンクリート35畳まで対応し暖房出力10.00〜3.20kW(出典: ダイニチ FZシリーズ)。広い空間を一気に暖める力では燃焼式に分があります。
ガスファンヒーターの欄は「熱量ベースの試算」です。 リンナイ RC-Y4002PE の公式仕様に記載されているのは暖房能力4.07kWで、ガス消費量そのものは製品ページに掲載されていません。上の表は「4.07kWの熱を都市ガスの熱量単価でつくった場合」の金額なので、実際のガス消費量は本体の銘板やカタログで確認してください(出典: リンナイ ガスファンヒーター Standard 仕様)。
電気ヒーターは「安く見えて、暖められる範囲が狭い」。 ダイニチ EF-H1200G は温風「強」で1,200W、「弱」で670Wですが、暖房の目安は断熱材なしの木造住宅で約3畳(4.9平方メートル)まで、断熱材50mmの木造住宅でも約6畳(8.6平方メートル)までです(出典: ダイニチ セラミックファンヒーター)。1時間37円は安く見えても、リビング全体を暖める用途には設計されていません。脱衣所やデスク周りのスポット暖房として使う機器です。
ここで挙げた機種はいずれも希望小売価格がオープン価格です。本体費用と設置工事費は販売店の見積もりで確認してください。
「◯畳用」の前提は方式ごとに違う
同じ「12畳用」でも、メーカーが想定している建物が違います。ここを揃えずに比較すると、判断を誤ります。
ガス・石油機器の場合、リンナイは暖房のめやすについてこう注記しています。
暖房のめやすは「温暖地」を基準にしています。社団法人日本ガス石油機器工業会の自主基準によります。「温暖地」とは、室内外気温度差が15℃の地域(東京、名古屋、大阪など)を指し、「寒冷地」とは、室内外気温度差が30℃の地域(札幌など)を指します。温暖地の「木造」とは、木造戸建住宅、「コンクリート」とは、コンクリート集合住宅を指します。いずれも一重窓で断熱材なしの建物です。 (出典: リンナイ ガスファンヒーター Standard 仕様)
つまり**「一重窓・断熱材なし」という厳しい建物が前提**です。断熱がしっかりした住宅なら、表示より広い部屋でも足ります。エアコンの場合、ダイキンは仕様表にこう書いています。
お部屋の畳数は、木造南向き(洋室・和室)の場合です。お部屋の条件を考慮して選ぶ必要がありますので、冷暖房負荷計算が必要となります。詳しくは販売店にご相談ください。 (出典: ダイキン ルームエアコン RXシリーズ 仕様)
断熱の効き方を数字で見るなら、ダイニチのセラミックファンヒーターの仕様表がわかりやすい指標を載せています。1平方メートルあたりの必要W数の計算基準として、木造住宅は断熱材なしで244W、断熱材50mmで140W。コンクリート住宅は断熱材なしで174W、断熱材50mmで93Wです。断熱材が50mm入るだけで、必要な熱量が木造でおよそ4割減るということです。暖房方式を選ぶ前に窓と断熱を見直したほうが効果の大きい家は少なくありません(古い家の断熱リフォームと光熱費)。
コスト以外で確認しておきたい4つのこと
1. 外気温が下がるとエアコンの出せる熱は減る
ヒートポンプは外気の熱を集める仕組みなので、外が寒いほど条件は厳しくなります。そのためメーカーは定格とは別に低温暖房能力(外気温2℃時)を表示します。三菱電機 MSZ-ZW4026S は暖房能力が定格5.0kW・最大11.0kW、これとは別に外気温2℃時の低温暖房能力8.0kWと記載されています(出典: 三菱電機 霧ヶ峰 Zシリーズ 2026年モデル)。
ここは読み方に注意が必要です。「定格5.0kW → 低温8.0kW」と並べると、寒いほど能力が上がるように見えますが逆です。 低温暖房能力は「外気温2℃のときに出せる最大の能力」なので、比べる相手は定格の5.0kWではなく最大の11.0kW。つまりこの機種は、最大能力が11.0kWから8.0kWまで落ちる、と読みます。
またダイキンは仕様表の注記で「冬の環境において霜の付着量が多くなる場合は、暖房を止めて霜取り運転を行う場合があります」としています。霜取り運転中は暖房が一時的に止まる点は、寒冷地では体感に直結します。
2. ファンヒーターは電源がないと動かない
「灯油なら停電でも使える」というのは、器具によります。ファンヒーターはいずれも電源が要ります。
- ダイニチ FW-3725SGX: 電源は単相100V(50/60Hz)、大火力時129W、小火力時62W、点火時最大370W、待機1.0W
- ダイニチ FZ-104: 大火力時310W、点火時最大935W
- リンナイ RC-Y4002PE: AC100V、暖房時18W、待機0.7W
停電時の暖房を確保したいなら、電源の要らない器具を別に用意するか、非常用電源を検討することになります(太陽光の自家消費という考え方)。
3. 事故は「電気」と「石油」の暖房器具に集中している
NITE(製品評価技術基盤機構)は2025年10月30日、暖房器具の事故防止に関する注意喚起を公表しました。2020年から2024年までの5年間にNITEに通知された主な暖房器具の事故は596件で、そのうち電気ストーブ・電気ファンヒーターと石油ストーブ・石油ファンヒーターの事故が約8割を占めています(出典: NITE 「電気」「石油」暖房器具の事故を防ぐ4+1のポイント)。NITEが挙げている点検ポイントは次のとおりです。
- 電気暖房器具: 電源コードやプラグの変形・破損、たこ足配線、本体の変色・変形、転倒時オフ機能の作動確認、リコール対象かどうかの確認
- 石油暖房器具: ほこりの除去、対震自動消火装置の作動確認、昨シーズンの灯油を使わない、灯油とガソリンを別の場所で保管して誤給油を防ぐ
- 共通: 暖房器具と壁や可燃物との距離を十分に確保する(洗濯物は乾かさない)
4. 開放式の燃焼機器は換気が前提条件
室内で燃焼させて排気も室内に出すタイプ(開放式)は、換気が安全の前提です。リンナイはガスファンヒーターについて、**「使用中は1時間に1〜2回(1〜2分)程度換気扇を回すか、窓を開けるなどして換気する」「換気をしないと、一酸化炭素中毒を起こし、死亡事故にいたるおそれがあります」「窓が凍結する場所や地下室など、換気ができない場所では使用しない」**と明記しています(出典: リンナイ ガスファンヒーター 換気について)。石油ファンヒーターも同様で、ダイニチの仕様表には安全装置一覧に続けて「換気設備のある場所でご使用ください」と記載があります(出典: ダイニチ FZシリーズ)。
エアコンは室内で燃焼させないため、この制約がありません。気密性の高い住宅では小さくない判断材料になります。
床暖房と、暖房費を根本から下げる順番
床暖房は「熱源が何か」で話が変わる
床暖房は方式そのものではなく、熱源で光熱費が決まります。リンナイのガス温水式床暖房には、温水温度40℃の高効率タイプ、60℃タイプ、既存のフローリングの上に敷設する温水温度55℃のリフォーム向けタイプがあります(出典: リンナイ ガス温水式床暖房)。
ガスで使うなら料金メニューも変わります。東京ガスの**家庭用ガス温水床暖房契約《暖らんぷらん》**は、冬期(12月〜4月)のB表(21〜80立方メートル)が基本料金1,265.00円/月・基準単位料金120.01円/立方メートル。一般料金B表の基準単位料金130.46円/立方メートルより単価が下がる代わりに、基本料金1,056.00円/月から上がる設計です(出典: 東京ガス 家庭用ガス温水床暖房契約(選択約款・東京地区等)PDF、一般ガス供給約款PDF)。なお比較しているのはどちらも原料費調整前の基準単位料金で、実際の請求はここに毎月の調整が乗ります。使用量で有利不利が入れ替わるため、検針票の数字で試算してから選んでください。電気で動かす場合は、ヒートポンプ式か電熱線式かで前掲の熱1kWh単価がそのまま効きます(オール電化住宅の床暖房)。
手を打つ順番は4段階
- 必要な熱そのものを減らす(断熱・気密)。木造で断熱材50mmが入るだけで1平方メートルあたりの必要W数は244Wから140Wに下がります。器具の買い替えより効く場合があります
- 熱を「つくる」機器から「運ぶ」機器に替える。熱1kWhあたり31円と約6円で、5倍の差があります
- 単価の安い時間帯に寄せる。時間帯別メニューなら運転時間の配分でコストが変わります
- その電気をどこから買うかを見直す。太陽光の自家消費や蓄電池は、この4番目の話です
太陽光と蓄電池には注意点があります。暖房の需要が最も大きいのは日没後から夜で、太陽光が発電している時間とはずれています。 日中の電気を夜の暖房に回すには蓄電池が必要で、その分の初期費用が乗ります。削減率は断熱性能・設備容量・生活時間帯で大きく変わるため、自宅の条件でシミュレーションを出してもらったうえで判断するのが確実です。
補助金は、国の「令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業」(上限60万円/申請)が2026年5月29日に予算到達で公募終了しており、2026年8月時点で新規申請はできません。次回公募は未公表です(出典: SII 令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業)。自治体の制度は動いており、東京都の令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業は蓄電池パッケージで10万円/kWh、DR実証に参加しない場合は上限120万円/戸です。2026年10月1日以降に事前申込をする場合は、SIIの令和8年度登録済製品に限られる点に注意してください(出典: 東京都 家庭における蓄電池導入促進事業)。
購入前に見ておきたい項目
- 暖房能力(kW)と、そのときの消費電力(W)または燃料消費量(L/h・ガス消費量)。この2つが揃って初めてコスト比較ができます
- 暖房のめやすの前提(木造かコンクリートか、断熱材の有無、温暖地か寒冷地か)
- 低温暖房能力(エアコンの場合。外気温何℃のときの値かも合わせて)
- 期間消費電力量と通年エネルギー消費効率(APF)。MSZ-ZW4026S は1,146kWh、APF6.6、省エネ基準達成率100%(目標年度2027年度)と表示されています
- 電源の要否と待機時消費電力、本体価格と設置工事費(オープン価格のため見積もりで確認)
ガスや灯油の単価は、自分の検針票やレシートに書いてあります。カタログの「1時間◯円」をうのみにせず、自宅の実単価で計算し直すのが確実です。冬の運用の工夫は冬の暖房費を抑える方法とエアコンの電気代を下げる使い方にまとめています。
まとめ
- 暖房コストは 「熱1kWhあたりいくら」 で比べる。公式単価で計算すると、ヒートポンプ式エアコン約6.1円、都市ガス約11.7円、灯油約12.0円、電気ヒーター31円。ただし電気は目安単価31円/kWhでの計算で実際は契約プランで上下し、都市ガスの11.7円は政府支援の値引き適用後(適用前は約13.1円)、灯油は2025年1月の価格。都市ガスと灯油の優劣は前提しだいで入れ替わる
- 差の主因は燃料の値段ではなく 「熱をつくる」か「熱を運ぶ」か。三菱電機 MSZ-ZW4026S は暖房定格 能力5.0kW・消費電力990Wで、電気1に対して約5倍の熱を出す
- 「◯畳用」は方式ごとに前提が違う。ガス石油機器は一重窓・断熱材なしが基準、エアコンは木造南向きが基準で冷暖房負荷計算が必要
- コスト以外では、NITEが公表した 暖房器具事故596件(2020〜2024年、電気と石油で約8割)、開放式燃焼機器の換気、ファンヒーターが停電時に使えない点を確認する