【2026年9月1日時点】 兵庫県の令和8年度事業は29市町で実施(神戸市は含まれず)。姫路市・川西市・高砂市など少なくとも11市町が予算到達で受付を終了済み。申請前に必ずお住まいの市町の最新ページを確認してください。国のDR補助金は2026年5月29日に公募終了。数値は兵庫県公式に基づきます。
兵庫県で蓄電池・太陽光を検討中の方向けに、県事業の中身(金額・条件・実施市町)、神戸市などの扱い、国の補助金の状況、申請の流れを2026年9月1日時点の一次情報で整理します。
この記事でわかること
- 兵庫県「自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業」の金額・条件・実施市町
- 神戸市・明石市などが対象外である点と、その場合の確認先
- 補助額の試算例(太陽光5kW+蓄電池5kWh)
- 国のDR補助金(終了)との関係
- 申請の流れと注意点
兵庫県の令和8年度事業の内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施主体 | 県内の一部市町(全29市町、令和8年8月18日現在)。県ではなく市町が窓口 |
| 対象 | 自ら所有・居住する戸建て住宅への太陽光+蓄電池のセット導入 |
| 太陽光発電設備 | 7万円/kW(上限5kW) |
| 蓄電池 | 工事費込み・税抜き価格の3分の1(上限: 14.1万円/kWhの3分の1、5kWhまで) |
| 条件 | FIT・FIP認定を取得しないこと、太陽光の発電量の30%以上を自家消費、市町ごとの追加条件あり |
| 申請窓口 | 対象市町の環境担当課など |
出典: 兵庫県 令和8年度自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業
実施市町(令和8年8月18日現在): 尼崎市、西宮市、川西市、三田市、猪名川町、高砂市、稲美町、播磨町、西脇市、三木市、小野市、加東市、多可町、姫路市、市川町、福崎町、神河町、相生市、赤穂市、宍粟市、たつの市、太子町、上郡町、養父市、朝来市、丹波篠山市、丹波市、洲本市、南あわじ市(全29市町。県ページの一覧で最新を確認)
ただし受付状況は市町ごとに大きく異なります。 2026年9月1日時点で、姫路市(8月19日時点で受付終了を公表)、川西市(予算上限到達により8月31日で受付終了)、高砂市(同7月24日で受付終了)など、少なくとも11市町が受付を終了・停止しています。制度の対象地域でも「今年はもう申請できない」ケースがあるため、申請前に必ずお住まいの市町の公式ページを確認してください。
含まれていない主な市: 神戸市、明石市、加古川市、宝塚市、伊丹市(県ページの実施市町一覧・2026年8月18日現在の一覧に記載なし)
補助額の試算例
太陽光5kW+蓄電池5kWh(蓄電池の工事費込み税抜価格が14.1万円/kWh以上の場合)で計算すると:
| 項目 | 補助額の目安 |
|---|---|
| 太陽光 7万円/kW × 5kW | 35万円 |
| 蓄電池 14.1万円/kWh × 5kWh × 1/3 | 約23.5万円 |
| 合計 | 約58.5万円 |
※太陽光の上限は5kW、蓄電池の単価上限は14.1万円/kWh・容量上限5kWh。単価・係数は兵庫県公式、上限額の例は姫路市の要領(太陽光35万円・蓄電池23.5万円)と一致します。実際は市町の追加条件・予算状況で変わります。
神戸市などに住んでいる場合
神戸市・明石市・加古川市・宝塚市・伊丹市は県事業の実施市町に含まれていません(2026年8月18日時点)。これらの市では、市独自の補助制度や共同購入の取り組みの有無を市の公式サイトで確認してください。制度がない場合、使えるのは国の補助金(現在は公募終了・次回未公表)と、施工会社の見積もり比較による価格差になります。
国のDR補助金との関係
- 国のDR補助金(令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業・上限60万円)は2026年5月29日に公募終了(SII公式)。次回は未公表
- 県事業は環境省の交付金を使うため、同一設備で国の他の補助制度との併用はできません(県ページに明記)
- 次回に備える準備は国のDR補助金は終了、次回はいつ?を参照
申請の流れと注意点
- お住まいの市町が実施市町か確認(県ページの一覧)
- 自家消費型の設計にする — FIT・FIP認定を取らない、発電量の30%以上を自家消費。売電前提のプランは対象外
- 複数社から「太陽光+蓄電池セット」の見積もりを取り、蓄電池の税抜単価(14.1万円/kWh上限との関係)を確認
- 市町の要領に沿って申請(着工前申請の市町が多い)→ 交付決定 → 工事 → 実績報告
- 入金時期の目安は補助金はいつ振り込まれる?
着工前申請の市町でたどる順序は、国の制度と共通です。全体の流れと越えてはいけない一線を図で確認できます。
補助金申請の順序と、越えてはいけない一線
順序そのものより大事なのは「交付決定より前に工事を始めない」ことです。ここを外すと、要件を満たしていても補助を受けられません。
- 対象製品の選定・見積もり取得 登録製品かどうかを確認し、複数社から見積もりを取る あなた+業者
- 交付申請 申請書と添付書類を提出する(業者が代行することが多い) 業者(代行)
- 交付決定の通知分岐点 審査を通ると交付決定通知が届く。工事はここまで待つ 事務局 → あなた 審査 2〜5週間程度(SII公式実績)
- 交付決定より前の着工は、原則そのまま不交付「工事を先に始めてから申請」は、ほとんどの制度で認められません。着工の前倒しがNGという意味で、業者との契約をどこまで先に進めてよいかは制度ごとに違います。申請前に公募要領で必ず確認してください。
- 工事の実施 交付決定を確認してから着工する。施工写真・領収書など報告用の書類をそろえる 業者
- 実績報告 完了後の期限内に報告書を提出する(期限は制度ごとに異なる) 業者(代行)
- 補助金の受領 額の確定後に指定口座へ振り込まれる 事務局 → あなた
兵庫県は阪神・淡路大震災の経験から停電対策への関心が高く、自家消費型のセット導入を後押しする設計です。全体の探し方は蓄電池・太陽光の補助金一覧も参考にしてください。
まとめ
- 兵庫県の令和8年度事業は29市町が窓口(受付終了の市町あり)。太陽光7万円/kW(上限5kW)+蓄電池は工事費込み税抜の1/3(14.1万円/kWh・5kWh上限)のセット導入補助
- 条件はFIT・FIP認定なし・30%以上自家消費。売電前提は対象外
- 神戸市・明石市・宝塚市・伊丹市・加古川市は含まれず、市独自制度を確認
- 国のDR補助金は2026年5月29日に終了。次回に備えて見積もりを先に